初級研修 応用講座 前期を開催しました
研修会
令和8年8月24日~28日にかけて中島左官㈱倉庫にて(愛知県江南市)応用講座前期を開催しました。今年の初級研修生は7名で、全国からご参加いただきました。
1日目 大津壁 材料拵え
初日は研修生たちで大津壁の材料拵えを行いました。当研修では昔ながらの技法ということで、できるだけ現代の機械は使用せず、手作業で材料を作っていきます。手練りの作業はかなり大変なため、交代しながらそれぞれ作業を進めていきます。




2日目 大津壁 仕上げ
今回は黄土と浅黄の並大津で仕上げていきます。



下2枚の黄大津ですが、色味が少し違うのはわかりますか。左側が京都黄土、右側が江州黄土と呼ばれています。江州(ごうしゅう)とは滋賀県の旧国名:近江国の別称です。

3日目 洗い出し 講義・実演
3日目は荒木先生(㈱富士工舎)による洗い出しの講義から始まりました。施工方法を写真と共に丁寧に教えていただき、実際の施工写真なども見せて頂きました。講義後は荒木先生による実演を見学しました。特に土間の洗い出しでは撒き工法と練り工法の違いを学ぶことができました。




左側:撒き工法 右側:練り工法

4日目 洗い出し 実技
4日目は実際に研修生たちが洗い出しに挑戦しました。洗い出し技法は今後、明治時代以降の建造物修理が増えてくると必要となる技法です。研修全体では刷毛で手洗いで行いましたが、最後に噴霧器を使った洗い出しも見せて頂き、手洗いと噴霧器を使用した洗い出しの違いを確認しました。





5日目 文化財見学(国宝犬山城・国宝如庵・博物館明治村)
最終日は愛知県犬山市にて国宝犬山城と国宝茶室如庵の見学、博物館明治村にて洗い出し技法が使われている建造物の見学を行いました。




最後に、今回ご協力いただきました講師・役員の皆様、関係者の皆様ご協力誠にありがとうございました。